皆さん、こんばんは。
今回は特定名称酒の前に
精米歩合について話したいと思います。
正直、私は特定名称は初心者殺し
だと思っています ( 笑 )
「日本酒、好きだな
買ってみようかなー」
と思い始めたころ、
酒屋さんに行って日本酒を見ると
吟醸酒とか
純米酒とか
精米歩合とか
原酒とか
冷やおろしとか
たくさん書いてあって
「なんだこれは……」
と臆してしまいました。
そう感じるのは誰しもが通る道だと思っています。
なので、これを知っていると、
好きな日本酒にグッと近づけるので
とてもややこしいですが、お付き合いください。
まず、特定名称酒とは
酒類業組合法の規定によって基づき
定められています。
原料や製造法、精米歩合によって
8種類に分類されるのですが、
今回は特定名称酒を語る上で知っておいてもらいたい
精米歩合という項目を今回は話していきます。
日本酒のラベルに
精米歩合という項目が
書かれているのをご存知でしょうか。
この精米歩合とは
お米を玄米の状態から、どの程度
精米(磨いたか)したのかを%表示している項目なんです。
ちなみに私達が普段食べいている一般米の精米歩合は
大体90%で、玄米の殻をとった程度の精米らしいです。
しかし、日本酒は更に磨いていきます。
それは何故かというと、
お米の外側にはタンパク質や脂質が
たくさん含まれていて、
それを削る為に磨いていきます。
このタンパク質や脂質は日本酒を造る際に
雑味になってしまって
思うような味にならないので、
磨いて削りとっていくわけです。
ですが、お米を精米した分だけ
お米は小さくなっていくので
多くのお米が必要になるということです。
それに、小さくなればなるほど割れやすくなるために
長い時間と手間がかかります。
なので精米歩合の数値が小さいほど、
お米をたくさん使い
時間と手間暇をかけ造っているので
日本酒として売る際に高価になるわですね。
さて、その精米歩合なんですが、
これは、
お米をどれだけ削ったか
がわかる数値で、
まだ削っていないお米を精米歩合100%とすると
精米歩合70%とは30%削っていて
精米歩合40%なら60%削っているということです。
先程、精米歩合の数値を小さくしていくには、
長い時間がかかると書きましたが、
どれほどの時間がかかるのかというと
精米歩合70%にするのには
約11時間~12時間
60%にするには約一日
50%にするには約二日
と精米を進めていくにあたって、
どんどん時間がかかっていくのがわかります。
私が知っている日本酒の中で、
一番精米歩合が低い日本酒は、
伯楽星という日本酒の7%という精米歩合です!!
7%というと、元あったお米を93%も削っているということで、
精米にどれだけの時間をかけたのか、
もう想像もつきません……
一度は飲んでみたい日本酒の一つですね ( 笑 )
ちなみに、精米歩合の数値が小さいほど「低い」と言い
数値が大きいほど「高い」と表現します。
余談として、精白率という表現もあり
これは削ったお米の数値が書いてあります。
例えば精白率30%という場合には
70%お米が残っていることになります。
精白率60%という場合は40%残っている。
といった感じです。
精米歩合と一緒に覚える場合の例としては
「この日本酒は、
精米歩合60%だから
精白率は40%か」
みたいな感じですね。
精白率と書かれていることは、あまりありませんが
知っておくと、役に立つかと思います。
今回はここまで!!
次回は、いよいよ特定名称について
説明していきます!!
・まとめ
精米歩合とは
お米を磨いて
残ったお米の数値が書いてある
精米歩合が低くなるにつれて
磨く時間は長く、手間がかかる
精米歩合が低いほど
高価なお酒になる
精白率という言葉もある
#そのための日本酒!!