第8回 4タイプ別の飲み分け方

 

 

皆さん、こんばんは。

 

 

今回は前回お話した4タイプを、

 

シーン別に合わせてみたいと思います。

 

 

 

 

 

まずは 薫酒

 

 

これは華やかな香り軽快な味が特徴で、

 

春から夏先にかけてが特に美味しく感じられます。

 

この季節に出回る山菜系などとの相性がとても良いです。

 

 

比較的、女性にも好まれるので、

 

女子会にもオススメできます。

 

 

偶の贅沢にしてみるのも良いかもしれません。

 

 

 

 

次に 爽酒

 

 

 

 

これは爽やかな香りにスルッとした喉越し

 

スイスイ飲めてしまうので

 

冷やして飲んでみると夏場が

 

とてもマッチするかと思います。

 

 

様々な料理に合わせられるので、

 

パーティなどにオススメです。

 

 

 

 

 

三つ目は 醇酒

 

 

これは一番燗酒向きで、

 

脂ののった食材にマッチするので、

 

秋から冬がオススメできるかと思います。

 

 

4タイプの中では、

 

一番「日本酒らしさ」があるので、

 

他のタイプは料理からお酒を選べますが、

 

これは日本酒から料理を考える

 

といったスタイルを試してみるのも楽しさの一つです。

 

 

 

 

最後は 熟酒

 

 

4タイプの中で一番味が濃く、重いので

 

量を飲むというよりは、

 

少量を如何に楽しむか、といった感じです。

 

 

 

まさしく嗜好品というように、贅沢の品として飲んでみると

 

日本酒の違う顔が見られるので、とっても面白いです。

 

 

 

 

といった風に、日本酒を季節やシーンに合わせて飲むと

 

粋な感じになりますね!

 

 

 

 

さて、余談ですが

 

花見酒という言葉がありますが、

 

桜の花見で日本酒を飲む理由を知っていますか?

 

 

 

お花見というのは文化的観点からみると理に適っているんです。

 

 

 

 

桜は3月から4月頃に咲きますが、

 

この季節は丁度、田植えが行われる季節。

 

 

今みたいに時計や温度計という季節を

 

正確に教えてくれるものはありませんでした。

 

 

 

その時に田植えの季節を教えてくれるのが桜だったんです。

 

 

 

桜はある程度、気候が穏やかになり、

 

気温が高くなると咲き始めるので、

 

 

昔の人は桜が咲くのを指標に田植えを始めていたそうです。

 

 

 

そして面白いのはここからで、

 

 

 

桜は実は、

 

田んぼの神の依代と言われているんです。

 

 

つまり、桜が咲くということは、

 

豊穣を司る神様が桜の木に降りてくる。

 

ということなので、

 

その年の豊穣を願って米から造った日本酒をお供えするのが、

 

本来の意味だったそうです。 ( 諸説あるとは思います。 )

 

 

 

 

 

次回は、

 

「4タイプはわかったけど

 

じゃあ日本酒の何を見れば

 

薫酒だとか爽酒だとかがわかるの?」

 

となっているかと思うので、

 

そこをお話したいと思います。

 

 

 

今回はここまで!

 

 

 

・まとめ

 

季節やシーンに合わせてタイプを

 

変えてみるのも日本酒の楽しさ

 

 

 

#そのための日本酒!!

 

 

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